イーヴィルアイの意味
イーヴィルアイ(evil eye)、邪眼、魔眼とも呼ばれています。ヨーロッパ、特に地中海沿岸で邪視の信仰が顕著です。トルコでは、邪視除けの青い瞳をモチーフにしたアミュレットが不運を受け止めてくれるそうです。
邪眼の起源
邪眼の起源についてはさまざまな説があります。ある説は、昔は悪魔の目を持つ魔女-メデューサがいて、メデューサと目が合ったら石になると伝わっています。その後、人々はメデューサを柱の下に封印し、目を掘り出して、様々なデコレーションにして部屋に掛けていました。これが「青い目」の原型です。
トルコ文化においてのイーヴィルアイ
「トルコの青い目」と呼ばれているイーヴィルアイは、トルコで広く伝わっている文化の一つです。この小さな石は悪霊を制御するお守りと考えられており、ナザールボンジュウと呼ばれています。そのため、トルコでは生まれたばかりの赤ちゃんに小さなナザールボンジュウブレスレットやブローチがつけられています。
イーヴィルアイの象徴
また、イーヴィルアイは守護と幸運を象徴し、悪魔という文字がついてますが、すべての悪いことを防ぎ、幸運を得るという意味があります。トルコ人は、厄除けや平和を祈るために、イーヴィルアイをモチーフしたネックレスやブレスレットなどのアクセサリーを常に身につけています。それは非常に一般的で、地域の特徴とも言えるくらいから、観光客にとってはかなり風土色が感じられるトーテムです。そのため、トルコの邪視はトルコ文化の象徴の1つになっています。
その同時にイーヴィルアイは最も邪悪なものでもあります。それは、中東ジプシーの呪術です。家や体にイーヴィルアイをかけると、悪霊と外来者の邪気が吸い取られます。しかし、魔眼は悪霊がある程度集まったら、祓わなければなりませんが、その方法は他の人に贈るという形しかありません。捨てることも厳禁です。