マラカイト
マラカイトはギリシャ語の「Mallache」に由来し、「緑」の意味です。孔雀の羽の緑の斑点に似ているため、このような美しい名前が付けられています。マラカイトは和名「孔雀石」と言い、その美しいグリーンと、模様が羽を広げた孔雀の様に見える事から、その名前がつけられました。天然マラカイトは濃い緑色、エメラルドグリーンの光沢を持つ貴重な石です。
産地
世界の有数な生産地は、ザンビア、オーストラリア、ナミビア、ロシア、ザイール、アメリカなどの国にあります。
マラカイトの使用
何千年も前にマラカイトは古代エジプト人に「神の石」と呼ばれ、魔除けの効果があるといわれ、お守りとして使用されていました。
ドイツでは、マラカイトを身に着けている人は死の脅威を回避できると人々は考え、厄除けのお守りとして人気の石です。
古代中国では、マラカイトはジュエリーの素材として使用されることが多いそうです。
効果・意味合い
厄除け・魔除け
マラカイトは古くから多くの伝承が残る石で、古代ローマでは、代表記号は孔雀の女神シュヌオに捧げる石として有名です。また、動物の鋭い眼のような縞模様は、強力な魔よけのパワーがあるとされ、ヨーロッパでは幼児を危険から守るお守りとして護符を作って籠に結びつけたという記録が残っています。
身分の象徴
天然マラカイトは宝石の輝きはありませんが、優雅な気質を持っています。古代中国では、マラカイトはさまざまなジュエリーの素材として使用され、非常に高額のため、富裕層の人しか手には入れないことから、身分の象徴といわれています。
幸運の象徴
マラカイトは幸運と希望を象徴し、迷っている人を導いてくれるパワーストーンといわれています。