九尾の狐
九尾の狐は中国に伝わる伝説上の生物で、瑞獣や霊獣とされています。現在は狐の妖怪としてよくドラマやゲームに登場することになりました。また、中国文化の一部として、九尾の狐をテーマにした衣服やアクセサリーがよく見られます。
イメージ像
『山海経』によると、九尾の狐は青丘の国に住んでいて、足が四本、尻尾が九本あり、鳴き声が赤子のようで、人を食べると伝わっています。
トーテムの意味
九尾の狐は中国起源の神獣で、一部の氏族のシンボルとして崇められています。また、生殖崇拝の象徴とみなされ、子孫繁栄を祈るという願いが込められています。
日本では白面金毛九尾の狐は大嶽丸、酒呑童子と並ぶ日本三大妖怪として知られています。
各時代における九尾の狐の象徴的意味合い
(紀元前1600年) 夏王朝では、九尾の狐は帝王の象徴であり、国の繁栄の印と信じられていました。伝説によると、大禹は 30 歳のとき、塗山の前を通りかかったときに、九尾の白狐に出会い、その後、皇帝になりました。
元王朝(1271-1368)の時期、九尾の狐は人間を食べる妖怪の噂がだんだん広まり、ずる賢くて世を惑わす悪しきキャラクターとして知られています。
明王朝(1368~1644)の時に誕生した長編小説『封神演義』の中で、皇帝を惑わす美女-妲己に化けて、殷王朝を傾けたとされる九尾の狐が描かれました。その後、九尾の狐といえば、絶世の美女というイメージがあるとなっています。
現在、九尾の狐は縁起いい瑞獣とされ、風水界では人気の神獣です。そのため、九尾の狐のペンダントを身に着けることは、素敵な恋愛への憧れの象徴でり、良縁に恵まれますようにというのを願っているといわれています。また、九尾の狐ネックレスは恋愛運をアップし、個人の魅力を高めてくれ、運命の人に出会わせてくれると信じられています。そして失恋した方にとって、九尾の狐アクセサリーを持つことで、心の傷を癒してくれ、元気をもたらしてくれるでしょう。