龍亀
中国の風水上、四霊と呼ばれる神獣がいます。この四霊は龍、鳳凰、麒麟、亀で、龍亀は龍と亀の合成で、より縁起の良いものだと信じられています。また、龍亀は最も早期の風水置物とラッキーアイテムの一つといわれています。大禹(中国古代の伝説的な帝で、夏朝の創始者)が黄河の治水に力をいれているときに、天庭(神の住む場所)から様々な神獣が助けに来たという話があり、そのなかで最も有名なのは龍亀です。なぜなら、伝説によると、龍亀はよく川の流れを妨げる山をまるごと運んでいくからです。そのため、龍亀は風水の聖物になったといわれています。
トーテムとしての意味
龍の頭と亀の身体を併せ持った霊獣で、古代神龍の子であると伝わっています。玄武、贔屓の原型といわれています。龍亀は重きを負うことを好むといわれ、そのため古来中国においては石柱や石碑の土台の装飾に用いられることが多く、触ると福が来ると信じられています。
龍亀の意味合い
1.長寿
伝説によると、龍亀はかなり長生きの生き物で、千年以上生きられるといい、数多くの霊獣の中でも長寿のほうです。そのため、風水学では龍亀は健康長寿の象徴と呼ばれています。
2.身分の象徴
龍亀は古来名誉と身分の象徴とされ、昔の貴族と官僚はよく自分の墓に龍亀を飾ることがあるゆえに、龍亀は出世運、成功成就のお守りとして人気です。
3.財運向上・厄除け
風水では龍亀は、財運を高めてくれる瑞獣とされています。商売をする人にとっては、欠かすことのできない風水アイテムのひとつです。龍亀が財運を高めるためには、まずはじめに家のなかの気を鎮めるので、龍亀には厄払いの効果もあると言われています。厄年の方にぴったりのラッキーアイテムです。